2020年02月15日

ただ己の道を

楽しく見ていたドラマSecret of Three Kingdoms
確か
95話あるはずだったのに、54話で終了。だいぶ端折られちゃったなー。
いきなり話飛ぶなーって思ってたら、がっつり編集してたのね。
残念なようなホッとしたような(さすがに95話見るには根気がいるし/笑)

さて、そのドラマに登場した崔琰。
ドラマの中では陛下に味方する、という立ち位置。漢王朝復権のために、中にいる儒学生もろとも堂を崩壊させるという驚愕の策を実行します(陛下の機転で、全員助けられますが)。
ドラマでは、なかなかに男気溢れる御仁であります。

そんな崔琰、元々は剣術を好む人だったのですが、中国は文を重んじ武を軽んじる風潮だったため、一念発起、鄭玄先生に師事します。

初めは袁紹に招かれ役職に着きますが、官渡で袁紹が曹操に破れた後は曹操陣営に招聘されます。
袁紹を破った曹操が三十万の軍勢を手に入れたと喜んだ際、戦禍に苦しむ民の事を考えるのが第一なのに何事だ!と意見した話は、ドラマでも使われていました。
周りは青ざめたらしいですが、それもそうでしょう。負けた側の人間が勝った方に意見したのですから。
曹操のみならず息子の曹丕も、『狩りにうつつを抜かしておらず、国のことをもっと考えるべき』と諌められています。こういうところも、崔琰が公明正大な人物と評されるところですね。

髭の長さが4尺(約96センチ!?)あったよう。美髭公(関羽)もびっくりな長さです。
威厳のある見た目だったようで、匈奴の使者にも「風采が立派」と言われたとか。

仲の悪い人間に、半ば無実の罪を着せられ曹操から死を命じられた崔琰。
清廉な人物ほど保身には疎いのか。
気がつけば、曹操の疑念は想像以上に深くなっており時すでに遅し、自ら命を絶ちました。


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noritama594 at 21:54|PermalinkComments(0)>魏 

2020年02月11日

2020年1月の本!

令和初のお正月。
特に普段と変わりませんでしたが。
Windows7サポ終了直前に滑り込みでPC買い替え&ワサワサと設定やらなんやらで(汗)
年明け早々慌ただしかった1月は、こんな本を読んでました。 

 ・カササギ殺人事件 - アンソニー・ホロヴィッツ 著 / 山田蘭 訳
 ・黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続 - 宮部みゆき

71kpwrBN0BL『このミステリーがすごい』で知って気になっていた本。ようやく図書館の順番が回ってきた。
ミステリー好きだし、クリスティー作品のオマージュと聞けば、読まずにはいられません!
上下巻あるけど、一気に読破さー。と息巻きつつスタート。

本書のタイトルは、作中作のタイトルです。
アラン・コンウェイという作家の書いた推理小説で、探偵のアティカス・ピュントが主人公のシリーズ物です。
物語は、アランの担当編集者・スーザンの後悔の念が漂うモノローグから始まります。スーザンの忠告を横目に、読者はアラン・コンウェイ作『カササギ殺人事件』を読み始めることになるのです!

ここでつけた『!』マークは、まさにその時の私の気持ち--これから起こる事件、そして探偵ピュントの鮮やかな謎解きに期待膨らます--を表したものです。いや、表したものでした、今となっては。はい、過去形です。
結論からいうと、どうも作品との相性が良くなかったようです。作中作も本編も途中で放棄したくなるくらい読むのが辛かった。推理小説でこんなにもページをめくるスピードが遅かった本もめずらしいかな。

作中作の時代は1950年代…本編は現代です。上巻はほぼ作中作が占めていて、下巻は行方不明の原稿、そしてある疑念を晴らすべく奔走するスーザンの話がメインとなっています。
実は上巻を読み終わってから一週間ほど間をおいてから下巻を読み始めたので、登場人物欄がガラリと変わったことに一瞬戸惑ってしまいました。が、それは舞台が作中作から本編へ移ったため。
作中作では殺人事件の謎を解く探偵の姿が描かれていて、本編ではスーザンがある事故を『事件』ではないかという考えに憑りつかれ、探偵よろしく捜査を進める様子が描かれています。ダブルのフーダニットという訳です。
ネタバレになるので、細かくは書けないのがもどかしいなぁ。本編・作中作それぞれに面白くない訳ではないのですが、なんだか正直、退屈でした(^^;


81nbgKeoNcLさてさて、三島屋シリーズ第六弾。
今回は早々と図書館で予約を入れていたから、速攻順番が回ってきた~。

江戸で袋物を商う三島屋が変わり百物語を聞く、連作短編集です。
これまでの聞き手はおちかでしたが、前作でめでたく嫁ぎ、なんと本作の語り手は『小旦那』こと富次郎!
そうきたか。まだまだ、シリーズを続けるつもりだな?(笑)

実は、前作は最後まで読んでいないので、おちかが嫁いだことも本作の冒頭で知った(汗)。だから、この語り手変更が前作で既に示唆されていたのか、それもよくわからない。
と、まぁ、冒頭から驚かされた本作は、以下の四話が収められています。
泣きぼくろ / 姑の墓 / 同行二人 / 黒武御神火御殿

帯に各話の簡単な紹介が書かれていますが、めげずに超あらすじ!
『泣きぼくろ』:富次郎が初めて迎える語り手は、幼馴染の八太郎。
幼少期に一家を襲ったおぞましい出来事。傍目には男女の情事のもつれだったが、一連の騒動を引き起こしたのは謎の女の亡霊だった。
『姑の墓』:その一家の女たちは丘の上で花見をしてはいけなかった。禁忌を破った時、嫁は丘を転げ落ち死んだ。偶然ではない。何故なら嫁は姑に突き飛ばされたのだから。
『同行二人』:妻子を病で失い悲嘆に暮れる飛脚。道中に出遭ったのは物言わぬ男の霊。男が飛脚についてくる理由はーー。
『黒武御神火御殿』:不思議な屋敷に囚われた六人。世人には見えない幻の中、脱出を試みる彼らを待ち受ける結末とは。館の主の正体とは。

これまでとは、少し物語の調子が変わったような。語り手がお気楽次男坊の富次郎になったから、
『蝦蟇仙人』が意地悪して(話の内容に)癖のありそうな語り手を送り込んでくるのか?(笑)

『泣きぼくろ』は八太郎もいうように、確かに嫁入り前の娘(=おちか)には話しづらいよなぁ。
女の怨念と八太郎一家に関わりがあったかどうかは謎のままだけど、別に構わないか。怪異などそもそも理屈が通る事象ではない訳だし(笑)

個人的に一番怖かったのは『姑の墓』。
婆さんの怨念か執念かわからないけど、恐ろしや。富次郎の一生懸命さが心に響くお話。
一番すっきりとするのは『同行二人』かな。謎も全て解決し、ちゃんと成仏もする。語り手のキャラもあいまって、カラリとした人情ものに仕上がっている。
タイトル話の『黒武御神火御殿』は、本書の半分を占めるボリューム。やや中だるみ感はあるけど、キリシタン弾圧を絡めるあたり単なる怪異譚に留まらず、あるいは歴史、あるいは謎解きといった様々な要素を含んだ、連作短編集の中の一話とは思えぬ圧巻の出来映え。救いのない話ではあるけど、語り手が救われたと感じることが大事なので(笑)
新たな語り手・富次郎はどうか?
まだまだ浮ついた感じだけど、場数を踏むごとに成長することを楽しみにしつつ、次の物語を待ちましょう。もちろん、七之続もあるよねっ!


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noritama594 at 14:29|PermalinkComments(0)

2020年01月12日

12月の本!

ふぅ、ようやく追いついた。
師も走る慌ただしさの中、こんな本を読んでいました。

 ・アリバイ崩し承ります - 大山誠一郎

 ・読みたいことを、書けばいい - 田中泰延



アリバイ

たしか、このミスで見つけた本。
アリバイ崩しおよびアリバイ探しに特化した(笑)物語が全7話。
なんと、探偵役は街の時計屋さんの二代目で、どことなくうさぎを思わせる女性・美谷時乃。

何故に時計屋で『アリバイ崩し』などという突拍子もないことをやっているのか?それは先代である時乃の祖父の、『アリバイ証明には時計がつきもの。ならば、アリバイ崩しは時計屋にこそふさわしい』という考えから。
いやいや、それはなんか違うだろ、と突っ込まずにはいられません(笑)。アリバイ崩しの依頼をする県警本部捜査一課の『僕』も同様のことを思ったようですが、地方公務員法に抵触することに危惧しつつも、結局は時計屋探偵・時乃の力を借りてしまいます。もっと警察官のプライドを持て!(笑)

それでは、ここからは超あらすじ。

『時計屋探偵とストーカーのアリバイ』
アリバイ崩しもやるという変わった時計屋を見つけた僕。甘いもの好きの被害者はなぜ塩饅頭を食べなかったのか?時計屋探偵・時乃があっさりとアリバイを崩す。
『時計屋探偵と凶器のアリバイ』
郵便ポストから見つかった拳銃。殺人事件の凶器かと思われたが、被害者が死んだのは拳銃が投函された後だった。
『時計屋探偵と死者のアリバイ』
交通事故で瀕死の男は、交際相手を殺したことを自供すると事切れた。男の言う通り遺体も発見されたが、なんと男にはアリバイが成立してしまった。男はどうやって殺人を行ったのか。
『時計屋探偵と失われたアリバイ』
今回僕が依頼したのは、アリバイ探し。
夢遊病で記憶の無いうちに姉を殺害したのでは?とおののく女性。彼女の見た奇妙な夢からアリバイを見つけることは出来るのか。
『時計屋探偵とお祖父さんのアリバイ』
時乃が磨いていた『時間を動かす道具』。それは、亡き祖父との大切な思い出の品。
祖父のアリバイ崩しに挑んだ時乃。その結果は。
『時計屋探偵と山荘のアリバイ』
僕が休暇で訪れたペンションで殺人事件がおきた。内部の人間の犯行に間違いはないが、唯一アリバイが無いのは中学生の少年だった。
『時計屋探偵とダウンロードのアリバイ』
犯人のアリバイ工作は数ヶ月も前から行われていた。ハイテクとアナログを組み合わせたアリバイの頼みの綱は、友人の記憶だった。

アリバイを崩すことのみが目的な感じで、なんか小説を読んでる気がしなかったなぁ。
それは無理っしょ?って設定も多かったような。
時計屋さんが探偵というのは面白いと思うので、もう少し一話一話を長めにして、書き込んでもいいんじゃないかな。じゃないと、ただの報告書かハウツー本を読んでるのと変わらない。残念。


yomi

作者は元電通社員。とくれば、書くということに関してはプロである。
タイトルを見れば、私の苦手なハウツー本な予感がするが、とりあえず読んでみよう。

まずは、作者の自己紹介から、本書を書くに至った経緯。時折放たれるギャグは、文字にされてしまうと寒々しくもあるけど、まぁ、仕方ない。

ネットで書かれている文章の9割は随筆、というのは「なるほど」と思った。
同氏の定義する「随筆」とは、「事象と心象が交わるところに生まれる文章」とのこと。考えてみると、普段文章の種類なんて考えてみたこともなかった。

物書きは調べるが9割9分5厘6毛というのは正しくその通りだと思う。「ちゃんと調べて書く」ということは、どのような分類の文章にも当てはまるでしょう。この「調べる」という作業についても作者は説明している。ネットで情報を得るということは「調べる」うちには入らない。曰く、一次資料に当たれ、と。

作者の場合は、ネットでざっくり調べたあとは国会図書館ヘGO! 
そんなに一生懸命調べても9割かたは捨てるという、なんとも切ない現実。
作者の言う通り、具体的な文章の書き方を指南する本ではない。文章を書くことそのもの、書くための文章についての解説本と言えるでしょう。




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