2023年06月12日

5月の本

と、言いながら実は読み終わったのは6月ですが。
読みかけ途中で本を替えたから、しょうがないよね。いいよね。

  ・悪魔のいる天国 ー 星新一


51gNE66-XLL去年は星新一の短編ドラマシリーズ。今年は、藤子・F・不二雄のSFドラマシリーズに、おとなりに銀河(あ、これはちょっと違う?/笑)…と、もしかしてSFが流行っているのか!?
または、SF好きのプロデューサーでもいるのか!?なんてことを考えながら、そうだ懐かしの星新一を読もう!ちょっと気になる話もあったし…と手にした一冊。
読んでいた小泉八雲の怪談は一旦中断。時代をひとっ飛び、こんにちは未来。

星新一といえば、泣く子も黙る(か、どうかはさておき)ショートショートの神様。大叔父がなんと、森鴎外!というのはついこの間テレビで知った(笑)。
SFベースに繰り広げられる、シニカルで残虐でセンチで理不尽で…ない交ぜな逸品。

いつもなら、備忘録も兼ねてタイトル列挙&超あらすじを書くところですが、あらすじは元より、この短さだと話数も多くなる訳でして…。タイトルかぁ。うーん、では印象に残った話のみ書いておこう。

ピーターパンの島 / ゆきとどいた生活 / かわいいポーリー / となりの家庭 / 追い越し / 薄暗い星で

と、こんな感じ。
「薄暗い星で」は何か知ってる話だなぁと思ったら、ドラマでも放送されていた話でした。
二体のロボットの話なんですが、なんだか切ない物語。映像も印象的でした。元々、「ゆきとどいた生活」を読みたいと手にしたので、思わぬところで再会、といったところ。
書かれた時代を考えると驚きな内容のものもあったり、色々なテイストで楽しめる。そのうちまた読んでみようかな。

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2023年05月21日

4月の本

花祭りに、しじみに、病院。
卯月にはこんな本を読んでいました。

 ・54字の物語1 - 氏田雄介
 ・どこでもない場所 - セーラ・L・トムソン 文 / ロブ・ゴンサルヴェス 絵 / 金原瑞人 訳
 ・3分で読める!コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語 - このミステリーがすごい!編集部


41aN4a2VJOL._SY291_BO1,204,203,200_QL40_ML2_クイズ番組で見て思い出した。
そうだ、まだ1作目を読んでいなかったじゃん。
ってなことで、手にした本書。
1作目は解説が最後にまとめて載せられているんですね。
後のシリーズでは各話の次頁に書いてあったので、これは新鮮(笑)

限られた文字数の中で、クスッとしたりゾクッとしたり、うーむと唸ったり。色んなテイストの話を楽しめます。
ショートショートを上回る短さながら、侮れませんな。








basyo前回は夏に同作者の絵本を読みました。夜を題材にした幻想的な絵に、しばし暑さを忘れた記憶があります。

これは、ロブ・ゴンサルヴェスという画家の絵に、作者のセーラ・L・トムソンが詩(文)を添えたという構成の絵本です。
以前にも書きましたが、いわゆるだまし絵の要素が含まれた不思議で幻想的な絵で、一気に非現実の世界へ連れて行ってくれます。

本作の原題は”IMAGINE A PLACE”。さぁ、どんな場所を見せてくれるのでしょう。
絵は全部で15枚。備忘録として書き留めておこう。扉絵からいっちゃおうか。

さぁ、鳥さんたちの家を吊り上げよう、真夜中の都市にともる回廊の灯、飛び石の先に連なる石城、月夜から滑り降りるスケーターたち、ドールハウスで遊んでいるのは私たち?それとも…、木々から生まれいずるのは深緑の鳥、スキーで滑降、目指すは春の花、船に揺られる家はどこへ向かう、夕空に響く柱時計の音、家へと誘う緑の巨大迷路、森はやがて海と一つに、本という物質が空間を創る、木を植えよう!家を建てよう!ほら、町が広がっていく、木々の隙間から顔を出す夜空へ光を放とう、流れるワルツに風も踊る、チェスは続くよ何処までも、想いでの貝殻と波に揺れる。

なんとなく、心に留めておけるかな?この不思議な世界


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通り、喫茶店でコーヒーを飲みながら気楽に読めるような短編集。ま、洒落て言うなら、アンソロジーか。

もちろん、全て喫茶店やそれに準ずるような店で起こる物語。
コーヒー嫌いな私がこの本を手にしたのは、もちろんそれが「このミス」編集だったから。ミステリー絡みなら場所はいとわん!とばかりに読書開始~。

短編集なだけに、結構な話数が入っている。備忘録を兼ねて、一気に列挙!

フレンチプレスといくつかの嘘 - 岡崎琢磨 / おみくじ器の予言 - 佐藤青南 / 婚活ドリームチーム - 柊サナカ新花のあんばい 城山真一 / 珈琲占い 志駕晃 / 全裸刑事チャーリー股間カフェ 七尾与史 / アットホームじゃない職場 - 蝉川夏哉 / 高架下の喫茶店 - 柏てん / 麻野と理恵の謎解きカフェごはん 友井羊 / 銀河喫茶の夜 黒崎リク / アンコール 青山美智子 / ピートの春、その後 乾緑郎 / 雨の日のモーニング – Swind / 迷庵にて 三好昌子 / 儲け話 塔山郁 / 睡魔 梶永正史 / おじいさんと猫の喫茶店・高橋由太 / 鳥籠・深沢仁 / 子供お断り・堀内公太郎 / シュテファン広場のカフェ・山本巧次 / 一杯のための物語・岩本一麻 / 最高の寝床・沢木まひろ / 喫茶「交差点」のドッペルゲンガー・喜多喜久 / モンブラン死すべし・降田天 / 「愚痴喫茶」顛末記・海堂尊

ハァ、ハァ…長かった…。
恒例の知っている作家さんはいるかな?のコーナー。

大半が知らない作家さん。名前の読み方すらわからん。
あ、七尾与史さんは知ってる。あの、バカバカしくも(褒め言葉/笑)何か刺さった「死亡フラグが立ちました!~」の人だ。最近では「偶然屋」を読んだっけ。
後は、山本巧次さんだ。なんやかんや読んでいる「八丁堀のおゆう」シリーズの作者だ。
それ以外はおそらく初読みさんたちかなぁ。もちろん海堂尊さんを除いてですが。

面白かった作品は、「おみくじ器の予言」「婚活ドリームチーム」「アンコール」「鳥籠」かなー。あ、「愚痴外来」は除いて(笑)。
めずらしく、気に入ったのはどれも恋物語系でした。そうじゃないのは「鳥籠」だけか。
でも、この作品、結構好きな感じでした。幻灯機が映し出す物語のような。

この「3分で読める!」は他のシリーズもあるようなので、近々読んでみよっかなー。


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2023年04月23日

3月の本

もう4月も終わろうというのに、
3月の本、だなんてなんざんしょ。

  ・大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 妖刀は怪盗を招く ー 山本巧次
  ・東京タイムスリップ 1984⇔2021 - 善本喜一郎


71UTq5pFJLLなんやかんや言いつつも読みつないできた本シリーズも第7弾。
妖刀といえば、村正だよね!という期待通り、村正を巡るお話。
なんと、あの有名な鼠小僧も登場か?!

事の始まりは、長屋に投げ込まれた小判。
一体、誰が?何のために?
女だてらに十手持ちのおゆうにはピンとくるものが。それは、「鼠小僧」。後の世に、いわゆる義賊として伝わる人物。
おゆうの正体は関口優佳という元OL。ひょんなことから現代と江戸時代を行き来する生活を送っている。江戸時代のことなどネットで簡単に検索出来る現世に生きる優佳にとって、鼠小僧の存在は周知の事実。ただし、登場時期が若干早いという疑問が残るが--。
そんな折、ある旗本の屋敷から妖刀といわれる村正が盗まれたとの報が。早速、捜索を始める同心・伝三郎とおゆうたち岡っ引きだった。


さて、鼠小僧か?!という盗人と妖刀・村正の行方。
意外な人物が意外なところで関わっていたり…と、物語そのものは決してつまらない訳ではないのですが、なんだろうなー、「お決まりの」というよりは「マンネリズム」という感覚が自分にはしっくりくるような。

第一は、伝三郎のこと。毎度ラストにモノローグ的な場面があるのですが、もう7作目でっせ?
さすがに、そろそろ伝三郎とおゆう、それぞれの秘密を共有してもいいのでは?
確かに本シリーズの引っ張りどころであるのは重々承知しているのですが、それにしてもなぁ。
秘密を明かすことで、物語に新たな息を吹き込めるのではないのかなーと思ったり。

第二は、宇田川が出過ぎかなぁ。嫌いな訳じゃないけど、ちょっと都合よく使い過ぎな感じが…。
まぁ、そもそも、彼が江戸に来ちゃうのもマンネリを打破するための策だったのでしょうが、それも、ちょいちょい続けば、最早マンネリに陥るという。
あ、「出過ぎ」というのはあくまで江戸時代に「出過ぎ」ということです。別に本編に一切出るな、と言っている訳ではないので(笑)

ま、本作を読んでいる時点で既にその先に2作出版されているので、二人の仲に進展もあるのかもしれませんが。って、あーやこーや言いつつ、自分読んでるやないかーい。


91ZlNcGGOyS今と昔を写真で振り返る本です。
昔の写真は全て白黒。とはいえ、別に戦後という訳ではなく、1984年のもの。
当時撮影した場所を、アングルも同じく再びカラーで撮影。
見開きで両写真が掲載されているので、今昔の変化がひと目でわかる仕組み。
各写真には簡単な説明や一言が。当時を知る人にはノスタルジーを、知らない人には驚きを与える一冊。

新宿・渋谷が二大メインとしてあげられています。
やはり大都市ほど変化は目まぐるしく、また顕著なもの。両エリア共に現在も大規模開発が行われているので、数年後にはまたガラリと変わった都市図が描かれることでしょう。

その他にも上野、新橋、銀座、浅草などの写真が収められています。
中には奇跡的にほとんど変わっていない場所も。別の意味で貴重な一枚です。
風景の違いもさることながら、白黒とカラーで受ける印象の違いも興味深いです。
個人的にはもっと色々なエリアを網羅して欲しかったなー。


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