6月のほ、本…8月の本(と、みせかけ)

2023年09月03日

7月の本(遅ればせながら)

えー、立秋も過ぎ、季節はすっかり秋めいてきて…
んな訳ないしー。まだ猛暑日とか言ってるしー。
いまさらながらのアップですが、遠い7月のあの日、こんな本を読んでいました。

  ・踏切の幽霊 - 高野和明
  ・3分で読める!誰にも言えない○○の物語 - このミステリーがすごい!編集部


81w4xJibcZL同作者の作品では、だいぶ前に「ジェノサイド」を読んだことがある。久し振りって思ったけど、どうやらジェノサイドの後に出たのが本作のよう。

ここ最近はアンソロジーが続いていたから、長編に耐えられるか心配(まだそんなこと言ってる/)…などと考えつつ頁をめくる。
久し振りに超あらすじー。

松田は元新聞記者。今は女性誌の記者をやっている。
新たに依頼された企画は心霊ネタだった。

とある踏切で撮られた心霊写真と動画。同踏切では列車の非常停止が頻繁に起こっていた。
踏切に現れる亡霊は一体誰なのか。
取材を進めていくうちに、ある殺人事件に行き着く。

はい、あらすじお仕舞い(笑)

殺人事件の被害者が亡霊の正体であることは誰もが察しがつく。しかし、何故この踏切なのか。瀕死の傷を負った被害者が踏切までやってきた理由は何なのか。

タイトルを見た時、幽霊というのが言葉通りのものなのか、それとも何かの比喩なのか気になった。本書を読んだ結果、どちらにでも当てはまるのだろうと考えた。思ったよりスーパーナチュラル的な要素が強かったけど、単なる「不思議なお話」では終わらない。 

妻を亡くし、後悔と喪失感に苦悶し続ける松田。死とは、死者とは。
寄り添いたいという想いと、禁忌すべき畏怖の対象という人間の奥底に半ば無意識的に存在する理。
霊媒師は松田のことを、優しい顔をしていると言った。亡霊は松田であれば真実に辿り着けると見込んでいたのか。

元新聞記者魂で徹底的に調べあげる松田だが、実際は好奇心や使命感からだけでなく、亡霊に成り果てた一人の女の生きた証を得ることで、妻の死と何かしら折り合いをつけることを願っていたのではないだろうか。

一人取り残された生者の悲しさや空しさ。
先月に引き続き手にした3分シリーズ。うん?○○の物語?何やら怪しげな感じ。全てが明らかになったはずなのに、寂寥感だけが漂う。



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先月に引き続き手にした3分シリーズ。うん?○○の物語?何やら怪しげな感じ。
では早速、タイトル列挙! 

誰にも言えない感染症の物語-岡崎琢磨 / 誰にも言えない事故物件の物語-佐藤青南 / 誰にも言えない妻の物語-志駕晃 / 誰にも言えないオンライン接待の物語-加藤鉄児 / 誰にも言えない雨夜の物語-森川楓子 / 誰にも言えない別荘の物語-城山真一 / 誰にも言えない拷問の物語-蒼井碧 / 誰にも言えない拠りどころの物語-深沢仁 / 誰にも言えない傷の物語-塔山郁 / 誰にも言えない未来の物語-柊サナカ / 誰にも言えないお仕置きの物語-伽古屋圭市 / 誰にも言えない家族の物語-一色さゆり / 誰にも言えない俺の恋心の物語-井上ねこ / 誰にも言えない玉ねぎの物語-喜多喜久 / 誰にも言えない山女魚の物語-田村和大 / 誰にも言えない赤い傘の物語-貴戸湊太 / 誰にも言えない早朝○○の物語-筏田かつら / 誰にも言えない真実の物語-歌田年 / 誰にも言えない藤色の物語-長谷川馨 / 誰にも言えない死後の世界の物語-辻堂ゆめ / 誰にも言えない永遠の愛の物語-中村啓 / 誰にも言えない悪い猫の物語-高橋由太 / 誰にも言えないお熱な物語-新川帆立 / 誰にも言えない日中開戦の物語-安生正 / 誰にも言えない全裸刑事チャーリーの秘密の物語-七尾与史 / 誰にも言えない犯罪の物語-中山七里 

ふぅ…。恐るべし「誰にも言えない」のループ!夢に出てきそうです。
「誰にも言えない」ということで、全般的にはちょっとゾクッとする系の話が多かったかな。
面白いと思ったのは、雨夜の物語、未来の物語、早朝○○、悪い猫、でしたー。
なんか感想文になってないけど、ミニミニ・ストーリーズだから仕方ないよね?(笑)


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noritama594 at 13:56│Comments(0)本嫌いの読書感想文 

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