2025年03月02日

2月の本!

なんやかんやしているうちに過ぎ去って行く2月。
いまだ読書復活の兆しは見えず…そんな中、読んでいたこの本。

 ・大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を - 山本巧次


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すっかりお馴染み『大江戸シリーズ』第9弾。

解体新書とな?ターヘル・アナトミア!小塚原にも行ったよ。ということで。

例の秘密の行方は?と幾ばくかの期待を込め、読書開始ぃ~!

同心の鵜飼を始め、おゆう、源七が秘密裏に命を受けたのは、前長崎奉行の死についての内偵。そして同様の不審死が発生していたことが明らかに。
前奉行との関わりは?
不審死の原因は?
扇動的な巫女・蜻蛉御前の目的とは?

政治的な思惑が見え隠れする中、おゆうは遺体の腑分けを決断する。


司法解剖を江戸で!?という驚きの展開…と思いきや、タイトルにする割にはあっさり、というか、あぁ、そんなこともありましたっけ?程度なインパクト。

政治には忖度がつきものというのは現代も江戸も同じようで。

そんな都合に埋もれてしまう死者の無念を晴らすべく調査をするおゆう。
今回はなんと、瀕死の被害者に点滴だぁ!キットはもちろん宇田川が持参。って、コラコラ。いくら江戸だからって素人の医療行為はマズいっしょ。

本作ではめずらしく『熱い』宇田川を見ることが出来ます笑。

例の秘密に関しては、今回も特に進展は無しかぁ。鵜飼さん、千住の先生にライバル心を燃やしてる場合ちゃいまっせ!

ラストには、桂小五郎と小松帯刀が。薩長同盟ですか。
本編とどう繋がっているかは読んでからのお楽しみ。


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2025年02月02日

2025年1月の本

あははは…。
と、謎の乾いた笑いと共に、2025年1月の本!

  ・明智恭介の奔走 - 今村昌弘

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『屍人荘の殺人』で颯爽と登場し、そして去って行った明智恭介。

再登場を望む世間の声が大きかったのか、はたまた端役のままでは勿体ないと著者が思ったのか。

本作は、神紅大学の非公認サークル・ミステリ愛好会会長である明智恭介が主役のスピンオフ作品です。

きっと、もっと明智さんの活躍を見たい!という声が多かったのでしょう。なんせ余りにも早い本編退場だったので…。

それでは早速、超あらすじ~。
『最初でも最後でもない事件』
大学公認サークル・コスプレ研究会で起こった盗難事件。事件の解決依頼を受けた明智は、後輩でありミス愛唯一の会員である葉村と共に調査に乗り出す。程なく捕まった窃盗犯。しかし、辻褄の合わない事だらけの状況に明智たちは翻弄される。

『とある日常の謎について』
寂れた商店街にあるオンボロビルが二千万円で売却された。購入者は?目的は?
四十年近く夫婦で営んできた喫茶店。慎ましくも平凡な人生。加藤久夫は気づいていなかった。そんな自分が物語の主人公になるとは!

『泥酔肌着引き裂き事件』
引き裂かれた自分の下着、見覚えのないペットボトル。昨晩、自分の身に何が起こったのか?明智は葉村を呼びつけ、真相解明をせまる。

『宗教学試験問題漏洩事件』
教授の金庫から盗まれた試験問題の入ったUSB。疑いをかけらたのは二人の生徒。短時間で行われた犯行のからくりは

『手紙ばら撒きハイツ事件』
>とあるマンションで起こった不審な手紙ばら撒き騒動。探偵事務所でバイトをする明智は初現場に張り切る。ストーカーの仕業と思われていた事件は意外な展開へ。


例の事件前の明智さん。ひと癖もふた癖もある明智探偵の活躍?が楽しめます。そして、やっぱり振り回される葉村くん笑

面白かったのは2&5話かな。
2話はタイトル通りの日常の謎。 変わらぬ時間の流れる商店街に湧き上がったちょっとした刺激。小さな幸せ。
謎が二転三転の5話。そうきたか!の結末。ヤング明智()の活躍も見物です。

シリーズ第一短編集ってあったから、やっぱり続くんだよね?
確かに、結構重めな本編は明智さんには厳しいフィールドですよね~笑。


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2025年01月04日

新しい年を迎えて

明けましておめでとうござ…いますなんて言うのもお恥ずかしい為体。
年末から風邪気味で、冴えない2025年スタート。
これから新年の目標を立ててみたり。



noritama594 at 21:01|PermalinkComments(0)戯言