2007年01月01日
明けましておめでとうございます!
やってきましたね、2007年。
真摯な態度で2006年の反省をするはずでしたが、しないうちに2007年になってしまった。(。・ω・。)
ま、そんなもんですね。(笑)
今年も、ゆるゆる、更新がんばります。
2006年12月29日
三国志平話 / 二階堂 善弘・中川 論 訳
三国志が好きな私はその関連書籍を色々と読みあさっていますが、今回はちょっとめずらしい系をご紹介。
(三国志を知らない人には、さっぱり「??」でしょうが、適当に相槌をうっておいてください/笑)
(三国志を知らない人には、さっぱり「??」でしょうが、適当に相槌をうっておいてください/笑)
この本は簡単にいってしまえば、「三国志演義」の元となったものです。
ちなみに「平話」とは、講談師(講談師とは、歴史ものなどの話を面白おかしく話して人々に聞かせた人のことです)の話を本の形態にしたもののことらしいです。
ちなみに「平話」とは、講談師(講談師とは、歴史ものなどの話を面白おかしく話して人々に聞かせた人のことです)の話を本の形態にしたもののことらしいです。
そのせいでしょうか? 全編、展開が早く、文章は簡素で、およそ文学性といったものは、そこには感じられません。
展開がやけに早いので、演義が文庫本七巻ほどあるのに対してこちらは三巻程度かな。(実際は文庫じゃないケド)
その短い中で、三国滅亡までが書かれています。
その短い中で、三国滅亡までが書かれています。
この本の面白いところはその始まりかた。
普通の三国志の話(小説も含み)では、桃園結義だの黄巾の乱だのですが、これはなんと冥界裁判(!)で物語が始まります。
普通の三国志の話(小説も含み)では、桃園結義だの黄巾の乱だのですが、これはなんと冥界裁判(!)で物語が始まります。
ある日、ひょんなことから司馬仲相という人物が冥界裁判の審判となり、そこに様々な人物が現れます。
それらは、韓信であり、彭越であり、英布であり(みんな漢の高祖・劉邦の配下)、彼等はそれぞれ曹操、劉備、孫権となり、漢の高祖は献帝となります。
それらは、韓信であり、彭越であり、英布であり(みんな漢の高祖・劉邦の配下)、彼等はそれぞれ曹操、劉備、孫権となり、漢の高祖は献帝となります。
その他、諸葛亮も別の人物(蒯文通)の生まれ変わりで、審判の司馬仲相を司馬仲達に生まれ変わらせ
三国を併合し、天下を統一する…と、ここまで序章で言っちゃってます。
三国を併合し、天下を統一する…と、ここまで序章で言っちゃってます。
そんなこんなを経た人々は「三国志」の世界に踊りでていきます。
年号や史実(何が真実かはさておき)を無視していることはなはだしいのですが、講談の写し(のような)本作品はその有無を言わさぬテンポでズンズンと進んで行きます。
事実を無視しているといえば、例えば劉備が呂布に徐州を追われた時に既に長子・阿斗がいたり、
「危急の事があれば、周瑜を元帥に~」と孫権にいったのが、兄・孫策ではなく父・孫堅だったり、
曹操が生きてるうちに、その子・曹丕が天子となったりします。
「危急の事があれば、周瑜を元帥に~」と孫権にいったのが、兄・孫策ではなく父・孫堅だったり、
曹操が生きてるうちに、その子・曹丕が天子となったりします。
仁徳の人といわれる劉備や、人気のある諸葛亮も、結構ヤな奴だったりします。(笑)
しか~し! 許せなかったのが馬超に関する記述。。。
馬超好きな私に対する挑戦ですかっ!(泣)
馬超好きな私に対する挑戦ですかっ!(泣)
えー、落ち着け、落ち着け…。
この本の最後は、さっきも言ったとおり司馬仲達が三国を統一…なのでしょうか。
それを越えた結末が待っています。
2006年12月12日
異聞 おくのほそ道 / 童門 冬ニ
皆様ご推察の通り、「奥の細道」なんて読んだことも無い私にとっては、「どこがどう異聞なんでしょうか?」といったとこなんですが。
このお話は、芭蕉の「おくのほそ道」の旅程がベースとなっているのですが、単なる旅物語ではなく、
謎解き風味や、政治的風味が加わっております。
謎解き風味や、政治的風味が加わっております。
芭蕉が必ずしも主人公というわけではなく、芭蕉と奥のほそ道を軸に柳沢吉保や徳川光圀といった当時の権力者、そしてその密命を帯びた人々がそれぞれの思惑のもとに動いてます。
何故、皆がそんなに芭蕉に興味を持つのか?
それは「芭蕉は隠密ではないのか」という疑念があったからです。
西行法師の足跡を辿る旅というのは表向きのことで本当の目的は別にあるのではなかろうかと、
綱吉側と光圀側(この辺り、歴史的知識があれば面白いかも)は、お互いに芭蕉が相手方の密偵では?
とおのおの腹心をみちのくの旅に同行させます。
西行法師の足跡を辿る旅というのは表向きのことで本当の目的は別にあるのではなかろうかと、
綱吉側と光圀側(この辺り、歴史的知識があれば面白いかも)は、お互いに芭蕉が相手方の密偵では?
とおのおの腹心をみちのくの旅に同行させます。
芭蕉の弟子で旅の供をする曾良をも巻き込み腹のさぐりあい。
相手は何を知っているのか、これから何をしようとしているのか。
そして、そしらぬ顔をする芭蕉の正体は?
そして、そしらぬ顔をする芭蕉の正体は?
そういった様々な疑問は旅が進むに連れて徐々に解き明かされていきます。
なーんて書くとミステリーものみたいですが、別にそれ一辺倒といういう訳ではなく、新しい俳句の道を暗中模索する芭蕉の姿、それを見届けんとする弟子との心の交流。
そして徳川綱吉、その側近の柳沢吉保、対する徳川光圀の政治的駆け引き。
師匠の純粋さを羨み、己の抜けられぬしがらみに苦悩する曾良、といった人間模様がかかれた作品でもあるのです。
題名とそのぶ厚さで敬遠する人もいるかもしれませんが、読んでみると意外な驚きありかもです。
一行一行が短く改行が多いので(台詞が多いせいだろうケド)、思った以上に早く読めマス。(←ここ大事!)








