2025年06月08日
5月の本
で、正式に5月の本。
シリアスモードから一転!なんとも微笑ましい(笑)物語を読んでみました。
・お梅は呪いたい - 藤崎翔
タイトル、表紙絵、そして何よりも『呪いの人形』というプロフィールに惹かれて読んでみました笑。
初読みの作家さんです。
フムフム。元お笑い芸人とな?オカルトハートフルコメディとな?
早速読んでみましょうか~。
始まりは、とある古民家の解体作業で見つかった日本人形。かつて『呪いの人形』と恐れられたお梅が約五百年振りに蘇る!
『ゆふちゅふばあを呪いたい』
人気ユーチューバーを目指す悠斗が譲り受けたお梅。バズる動画を撮れないかと期待してのことだった。まさかお梅が呪われた人形とも知らずに。
『失恋女を呪いたい』
怜花がゴミ置き場で拾ったお梅。乳ガンを早期発見出来たことを何故かお梅に感謝する怜花。 そして更なる幸せなことが怜花の元に舞い込む。
『引きこもり男を呪いたい』
母を亡くしてからほぼ引きこもり状態の渓太。久し振りに出会った野球部時代の先輩・柏田に仕事を紹介された渓太は、社会復帰に向けて重い腰をあげたのだが…。
『老婆と童を呪いたい』
庭にボールを蹴り入れてしまった事がきっかけで、雅恵と智希の交流が始まった。祖母と孫のような微笑ましい関係に終わりを告げたのは、智希が雅恵の庭で拾った一枚の葉っぱだった。
『 老人ほをむで呪いたい』
認知症を患う勲。記憶とも夢とも区別のつかぬ曖昧模糊とした状態のまま死はもう目前だ。今際のきわに耳に入ってきたのは聞き覚えのある声だった。
まず、ハートフルコメディというのは、ある意味間違えています笑。
だって、呪いの人形がのべつ幕なし人を呪ってやろうと虎視眈々と狙っているんですよ?むしろ、ハートフルとは対局の物語。でも----。お梅がかわいいんです。
日本人形の外見とそぐわない毒舌なところもグッド笑。 家主の留守中にテレビ観ちゃったり。しかも、教育番組のみならずワイドショーや科捜研の女、そして時代を超えた同業者(人形)ちゃっきゐが活躍?するあの映画まで。現代を満喫…否、学ぶお梅。
個人的に気に入ってるのは、すっ飛んでしまった自分の首を走って取りに行くところ。うっかり動いてるとこ人間にみられちゃってるし笑。
健気に人を呪い殺そうとするお梅。 気がつけば、そんなお梅を応援している自分がいた笑。
なんて書いてると、単にお梅フィーチャー小説のようですが、いやいやどうして。
見事な伏線回収!読み終えた時には、全てが腑に落ちる。ところどころでニヤリ。
『老人ほをむで~』では、うっかり涙腺が緩みそうになりました。なんてこった!
呪いたいのに呪えないお梅のジレンマ。本書最後のお梅のつぶやきは、またまた不穏な展開を予感させる。これは続編も読まねば!
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シリアスモードから一転!なんとも微笑ましい(笑)物語を読んでみました。
・お梅は呪いたい - 藤崎翔

フムフム。元お笑い芸人とな?オカルトハートフルコメディとな?
早速読んでみましょうか~。
始まりは、とある古民家の解体作業で見つかった日本人形。かつて『呪いの人形』と恐れられたお梅が約五百年振りに蘇る!
『ゆふちゅふばあを呪いたい』
人気ユーチューバーを目指す悠斗が譲り受けたお梅。バズる動画を撮れないかと期待してのことだった。まさかお梅が呪われた人形とも知らずに。
『失恋女を呪いたい』
怜花がゴミ置き場で拾ったお梅。乳ガンを早期発見出来たことを何故かお梅に感謝する怜花。 そして更なる幸せなことが怜花の元に舞い込む。
『引きこもり男を呪いたい』
母を亡くしてからほぼ引きこもり状態の渓太。久し振りに出会った野球部時代の先輩・柏田に仕事を紹介された渓太は、社会復帰に向けて重い腰をあげたのだが…。
『老婆と童を呪いたい』
庭にボールを蹴り入れてしまった事がきっかけで、雅恵と智希の交流が始まった。祖母と孫のような微笑ましい関係に終わりを告げたのは、智希が雅恵の庭で拾った一枚の葉っぱだった。
『 老人ほをむで呪いたい』
認知症を患う勲。記憶とも夢とも区別のつかぬ曖昧模糊とした状態のまま死はもう目前だ。今際のきわに耳に入ってきたのは聞き覚えのある声だった。
まず、ハートフルコメディというのは、ある意味間違えています笑。
だって、呪いの人形がのべつ幕なし人を呪ってやろうと虎視眈々と狙っているんですよ?むしろ、ハートフルとは対局の物語。でも----。お梅がかわいいんです。
日本人形の外見とそぐわない毒舌なところもグッド笑。 家主の留守中にテレビ観ちゃったり。しかも、教育番組のみならずワイドショーや科捜研の女、そして時代を超えた同業者(人形)ちゃっきゐが活躍?するあの映画まで。現代を満喫…否、学ぶお梅。
個人的に気に入ってるのは、すっ飛んでしまった自分の首を走って取りに行くところ。うっかり動いてるとこ人間にみられちゃってるし笑。
健気に人を呪い殺そうとするお梅。 気がつけば、そんなお梅を応援している自分がいた笑。
なんて書いてると、単にお梅フィーチャー小説のようですが、いやいやどうして。
見事な伏線回収!読み終えた時には、全てが腑に落ちる。ところどころでニヤリ。
『老人ほをむで~』では、うっかり涙腺が緩みそうになりました。なんてこった!
呪いたいのに呪えないお梅のジレンマ。本書最後のお梅のつぶやきは、またまた不穏な展開を予感させる。これは続編も読まねば!
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noritama594 at 15:49│Comments(0)│本嫌いの読書感想文